こんにちは、ちゃんわです。
今回のお題は「1年間で開催されるJRAのレースで最も多い/最も少ない条件」についてです。
みなさん、JRAで一番開催数が多いレース条件って知っていますか?
逆に1年間で1Rしかない条件のレースがあるってこと、知っていますか?
1年間でJRAのレースは約3350R開催されます。このレースをすべて予想することはもしかしたら難しいかもしれません。
その中で、開催数が多いコース条件の特徴をしっかり学んでおくと、予想を組み立てやすいレースが多くなるかもしれませんし、
逆に1年に1回しか無いレースの特徴をしっかり抑えておけば、多くの人に馴染みのないレースを得意条件にすることもできます。
まずは、どんなコースが多いのか、どんな特殊なレースがあるのかを把握しておきましょう!
この記事では以下のことが学べます。
では、早速見ていきましょう。
最も多いコース条件トップ10
まずは、最も開催数が多いコース条件トップ10です。
2021年は京都競馬場改修工事の影響で、京都開催のレースが阪神と中京に回っているため、阪神・中京開催が多くなっております。
通常の年だと、トップは毎年「中山のダート1800m」「中山ダート1800m」で、年間各130R近く開催されていることになります。
また、上位のレースを見ていると、「ダート」が多いこともわかるでしょう、「1800m」の距離のレースが多いことも見えてきますね。
JRAのレースでは、ダートコース1800mでの開催が最も多そうです。
ダート1800mを攻略していくことがもしかすると、早くJRAを攻略する近道なのかもしれませんね。
年間1Rのレース条件
次に、年間で1Rしかないを見てきます。
もしかすると、「こんなレース条件知らなかった!」「このレース条件面白そう!」というものが見つかるかもしれません!(^^)
いかがでしょうか。基本的に長い距離が多いですね。近年は北海道シリーズの短距離戦もありますね。
2021年は京都回収の影響で、他の会場で開催している事もあって1Rのみのレース条件は少なくなっています。
また、赤太字のレースは重賞レースです。
東京芝3400mは「G2ダイヤモンドステークス」、中山芝3600mは「G2ステイヤーズS」、京都芝3200mは「G1天皇賞・春」、阪神芝3000mは「G2阪神大賞典」と特殊条件の重賞レースとなっています。(※2021年は中京芝3000mで阪神大賞典開催)
残りのレースは条件戦ですね。年間1レースしかない条件ですので、レースの特徴をしっかり抑えて的中できると最高ですね!
芝レース数/ダートレース数
次に、年間の芝/ダートのレース開催数を見てみましょう
芝とダートの年間開催数はほぼ半々ですね。
芝については生育の関係もあり、レース数をこれ以上増やすことはできないでしょう。そのため、京都改修で振り分けられたレースはそのまま別の競馬場で芝としてではなく、ダートとして開催しているために2021年はダートのレース数が多くなっているのだと考えられます。
しかし、基本的にはレース数はほぼ同じ。それでも先程の「最も多いレース条件」ではダートが上位を占めていることから、「ダートはレース条件が芝に比べてが少ない」「芝はレース条件の種類が多い」と考えることができます。
となれば、やはり条件を絞って狙い撃つならダートなのかもしれませんね!
距離別レース数
次に距離別のレース数を見てみましょう。
条件数が多くなるので、棒グラフで確認してみます。
データの分布はさほど変わりがないので、2021年のデータを確認します。
芝コース
芝コースは以下のグラフ
1200mも多いですが、基本的には1600~2000mがボリュームゾーンですね。
ちなみに、芝1500mは札幌のみ、芝2300m,3400mは東京のみ、芝3600mは中山のみと特定の競馬場でしか開催されない条件もあります。
ダートコース
お次はダートコースです。
ダートは芝とは違い、1800mが主流となっています。
ついで1200m、1400m、1700mとなっていますね。
札幌函館福島小倉コースでは1800mがなく1200mと1700mが主、その他の競馬場では1200(1400m)、1800mが主となるため、1800m、1200mがトップ2の理由ですね。
また、1200mが無いコースでは短距離ダートを1400mで開催することが主となるため、この順位となっているのでしょう。
ダート1300,1600m,2100mは東京競馬、ダート1150mは福島しか開催されていません。
こう見ると芝もダートも東京競馬場は特殊な距離が多いですね。
また、ダートは1800以降の距離は芝に比べると種類が相当少なくなっていますし、2500mが最長距離となっていますね。
右回り・左回り
右回りのレース数、左回りのレース数を見てみましょう。
そもそも、中央競馬10場の内左回りの競馬場は新潟・東京・中京の3つしか無いので左回りが少ないことは明白です。
こちらのデータは通常京都開催が行われていた2019年を対象にしてみます。
予想通り、右回りが多く左回りが少ないですね。
しかし、右回りが7場、左回りが3場にも関わらず、右:左が2:1程度なのは驚きですね。この謎は競馬場別のレース数を見てみると納得できるかもしれません。
競馬場別
競馬場別にレース数を見てみます。これも通常京都開催が行われていた2019年を対象にしています。
右回りの競馬場が多いといえど、札幌・函館は少ないです。
ですから、先程の右回りと左回りのレース比が2:1となるのでしょうね。左回りは圧倒的に東京競馬場が多いですね。
基本的には主要4場(東京・中山・阪神・京都)が多く、ついでローカル開催の新潟・中京・小倉、そして北海道開催の札幌・函館という序列は想像通りかもしれません。
クラス別
次はもう少しマニアックにクラス別で調査をしてみます。
未勝利は年間レースの約35%、1148Rで一番多いですね。たしかに午前中のレースはほとんど未勝利戦ですから、未勝利戦が一番多くなるのは間違いないでしょう。
また、OP以上のレースはかなり少ないことがわかります。それだけ狭き門であることがわかるでしょう。
また別の記事で紹介しようと考えていますが、3勝クラスやOPなどなレース数が少ない上、感覚的に荒れやすいため、ここを狙い撃つのも良い作戦かもしれませんね。
限定戦・ハンデ戦
更にマニアックに、限定戦・ハンデ戦を調査してみました。
限定戦にもいろいろな種類があります。ここで扱う限定戦は以下のレースです。
世代限定戦
まずは世代限定戦を見てみましょう。
世代限定戦はこの様になっています。
まず、2歳限定戦や3歳限定戦では新馬戦・未勝利戦もカウントされていることに注意が必要です。
新馬・未勝利戦を除くと以下のようになります。
2,3歳の限定戦、特に3歳戦はほとんどが新馬戦・未勝利戦だということがわかりますね。
ですから、3歳限定戦を勝ち上がる馬は3歳馬の中でもトップクラスと判断できるでしょう。
これを更に芝・ダートに分けてみるとこうなります。
2,3歳限定戦のダート戦は本当に少ないことがわかります。
これはよく耳にするかもしれませんが、「3歳馬限定戦の上位馬は古馬になっても通用する」というのは、このレースの少なさ故に勝ち上がるのが非常に難しいのが根本にあるのでしょう。
牝馬限定戦
次は牝馬限定戦について見てみます。
牝馬限定戦って案外少ないですね。
「牡馬混合戦で揉まれた牝馬が牝馬限定戦に出走してくると強い」なんていう言葉もありますが、このグラフを見てしまうとほとんどの馬が混合→牝限になってしまうのではないかと思います。笑
九州産馬限定戦
九州産馬限定戦というレースが存在します。
九州で生まれた馬のみが出走できるレースです。
九州産馬限定戦は、夏の小倉に4レースしかありません。
具体的な4レースとは以下です。
たったこれだけです。そして、例年走破タイムも遅い事が多いため、レベルとしては低く見られることが多いです。
その中で、ヨカヨカという九州産馬が重賞を制覇したことは歴史的快挙だったわけですね。
ハンデ戦
最後にハンデ戦についても見てみます。
まず、前提知識として「重量種別」に付いて確認しておきましょう。
イメージはこんな感じですね。
この様になっていました。
基本的には馬齢戦(2,3歳戦が多数)や定量戦(古馬混合戦)がほとんどを占めますが、その中の数%がハンデ戦というわけですね。
ハンデ戦は、ハンディキャッパーがその競走馬の実績に合わせて斤量を決定するため、実力差を斤量差で埋め合わせているレースです。そのため、当然ですが出走馬間のレベル差が小さくなります。
ですから、近走好走できていない馬でもチャンスがあるというのがハンデ戦のよいところですね。ただ、その分予想もかなり難しく混戦が想定されるレースが多数ですが。。。笑
まとめ
いかがだったでしょうか?
レースにもいろいろな条件があり、開催数が多いコースや年間に1Rしか無いコースなど様々ありました。
競馬の予想で、まずどれか極めたいと思ったときには、レース条件に絞って極めていくというのも立派な戦法だと思います。
今回の記事でどんなコース、どんな条件が極めるのにふさわしいかを調査するのに使っていただけると嬉しいです。
以上、「最も開催が多いコース/少ないコース」についての記事でした!
他にもいろいろな記事をアップしています。よかったら見てくださいね。
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